不動産企業

従業員1,000名規模の不動産企業における経営層の目線同期と全社AIリテラシー支援

#メーカー#伴走支援#AI#DX

事例概要

メルセネールは、従業員数約1,000名規模の不動産企業に対し、競合優位性の確保に向けた経営層の意識変革と全社的な生成AIリテラシーの底上げを支援した。経営層向け(計4時間)および全社向け(計5時間)の2段階研修プログラムを一気通貫で設計・実施。全社共通教育において満足度92%を達成したほか、各部門でのAI活用に向けた投資や仕組み構築、さらに職種別実務研修への次フェーズ移行を迅速に決定させた。

クライアントプロフィール

業界不動産業
企業規模従業員数 約1,000名
課題テーマ経営層のAI理解度不一致、全社的なAIリテラシー教育の未整備
支援期間短期集中(経営層向け+全社向けプログラム)
提供サービスAI活用組織変革コンサルティング + 階層別AI研修

背景・課題

クライアントである不動産企業では、経営トップおよび情報システム部門において「AI活用の差が、今後の業界内における立ち位置や競合との差異を決定づける」という強い危機感を抱いていた。しかし、全社的な知識・リテラシーを向上させるための共通的な学習機会が整備されておらず、具体的な一歩を踏み出せずにいた。

本質的なAI活用には職位や職務に応じた実践が不可欠であると認識しつつも、現状は各部門を統括する経営層レベルにおいて、AIの理解度や活用意義の浸透にバラつきが生じていた。この経営陣における目線や知識の不一致が、全社的なAI活用プロジェクトの停滞を招く根本的な課題となっていた。

支援内容

メルセネールは、企業のAI活用を阻む壁が「技術」ではなく「組織・意識」にあることを見抜き、DX推進部門の管掌範囲を超える経営アジェンダや人事領域にまで踏み込んだ以下の2フェーズ構成による支援を展開した。

フェーズ期間・手法内容
① 経営層向け研修2時間 × 2回(計4時間)部門統括レベルの経営層を招集。生成AIの基礎知識、セキュリティ、他社における組織変革事例をインプットした上で、自社が今後進むべき方針についてディスカッションをファシリテート。
② 全社向け基礎研修1回1時間 × 5回(計5時間)経営陣の議論によって決定した全社方針に基づき実施。AIの基礎知識に加え、全従業員が共通して活用できる日々の実務を想定した生成AIの活用方法を学習。

■ メルセネールが選ばれた理由(選定理由)

  • 組織変革の実績と知見: AI活用に向けた企業・組織変革コンサルティングの豊富な実績を持ち、大手企業のリアルな悩みに寄り添った研修を展開できる点。
  • 慎重・抵抗派を巻き込むノウハウ: 経営陣の中に存在する「慎重派」や「抵抗派」ともフラットに議論を交わし、対話を通じて組織全体の巻き込みを進める合意形成ノウハウを有している点。
  • 本質的な変革ファシリテーション: 単なるツールの操作研修に留まらず、経営層の目線に立ち、人事や組織マネジメントの領域にまで踏み込んだ議論を牽引できる点。

成果・効果

メルセネールによる一気通貫の支援により、以下の定量・定性成果が得られた。

【定量成果】

  • 全社共通研修の受講者満足度: 「非常に満足」「やや満足」を合わせて92%を記録。

【定性成果】

  • 経営陣の目線同期によるスピード変革: 各部門の統括層におけるAIの理解度と危機感が統一されたことで、各部門での活用に向けた投資、教育、仕組みの構築が迅速に推進された。
  • 実務適用フェーズへのスムーズな移行: 全社共通教育の完了を受け、早くも「部門別・職種別の実務に直結する応用研修」の展開へと次フェーズの移行が決定した。

クライアントの声

「経営トップから生成AIの推進ミッションを与えられたものの、経営層や上層部の意識変革はDX推進部の範疇を超えるアジェンダでもあり、頭を悩ませていました。メルセネールは我々と同じ規模感や悩みを持つ企業の変革実績を豊富に持っており、経営陣の目線に立ったAI活用のあり方を研修やディスカッションを通じて見事に引き出してくれました。経営陣の目線、最新の生成AI、そして不動産業界の産業・業務理解という3つの要素がすべて揃っていたからこそ、この短期間での意識改革が実現できたのだと確信しています。」

— クライアント企業 DX推進マネージャー

担当コンサルタントコメント

メルセネール シニアコンサルタント

「経営陣の中には、AI推進派から慎重・抵抗派まで多様な意見が入り乱れているケースがほとんどです。本プロジェクトで特に意識したのは、適切な対話と確かな知識のインプットを行い、フラットに議論ができる場を作ることでした。また、AIリテラシーを高めるインプットも重要ですが、それ以上に『経営陣が決定すべき全社方針』と『現場・従業員に委ねるべき実務活用』の切り分けを明確にすることが成功の鍵となります。経営陣同士のディスカッションを通じてこの線引きを明確に落とし込めたことが、全社研修の高い満足度と、その後の迅速な部門投資への意思決定に繋がったと考えています。」